おくすりまめちしき

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zoom RSS Q97 話の種になる、クスリまめちしきを教えてください。

<<   作成日時 : 2015/10/20 10:48   >>

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ふふ、たまには少し柔らかめのお話を。薬学生は特に漢方専攻でなくても植物学を
学んだり、食品衛生学やなど幅広い分野に触れています。教授とのお酒の席などで、
ちょっとしたテストを兼ねてこんな話題が出ることがある…というのをご紹介。

今でこそ化学合成品も増えましたが、もともと食品など天然材料からクスリは発展
してきました。何気ない食事のメニューにも、薬効の裏付けがあったりするんです。
揚げ物など胃に負担をかける食事の場合、キャベツや大根おろしなどの添え物には
消化酵素が含まれているのは有名ですよね。お寿司に添えられるツマや薬味である
ワサビやシソの実、生姜には、解毒・殺菌作用があります。ウナギの山椒は、実を
粉にしたもの。芳香性健胃薬といって香りや辛味が胃腸機能を高め、脂肪分が胃に
もたれるのを防ぐ役割があるとされています。

アルコールは少量では手足など末端の血行を改善しますが、量が過ぎると麻痺を引
き起こしてしまいます。脳の外側から機能が抑制されていくので、まずは理性的な
人間の脳(新皮質)が眠ってしまい、最終的には生存本能の部分(旧皮質)までに
至り、体温調節や呼吸が止まって生命に関わるんですね。酔っ払って、外の寒さが
気持ちいい〜…と眠り込むと危険なのはそのためです。「サルになりトカゲになる」
という表現を学生の頃に聞きました。冬眠する爬虫類になっちゃう、わけです。

炭酸飲料は食前に飲むと胃壁を刺激して食欲を増し、消化液を多く出して栄養吸収
を高めます。ワイン(ぶどう酒)は食欲増進剤として規定されていますし、甘みと
酸味のある飲み物をクスリとして使うこともあるんです。カフェインを含む飲み物
(コーヒー・紅茶やコーラ類など)も同じ。逆に、食後に少し甘いものを食べると、
そこで胃酸分泌を止める働きがあります。「少し」ですよ。

緑茶は熱さましのクスリなので、漫然と飲んで身体が冷えないよう注意しましょう。
もち米は体を温めるため、冬に食べる機会が多いのは生活の知恵です。旬の季節に
美味しいものを楽しむことは、薬効を生かす意味でもベストなんですね。

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