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zoom RSS Q96 妊婦でも使える薬ってあるんですか?

<<   作成日時 : 2015/10/20 10:48   >>

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妊娠中の方でも、安心して使える薬のデータベース整備を本格的にすすめるという
報道がありました。その大きな要因として、妊娠中に持病の治療をガマンしたり、
薬の服用のために不本意な中絶を余儀なくされている現状を改善したいという事柄
が挙げられています。

当メルマガのバックナンバー(2001.4.7発行17号)でも触れましたが、
妊娠期の薬物治療に神経質になり過ぎることはありません。海外でも、胎児や母体
への影響度が大きい順に分類された薬剤リストが活用されています。持病の継続的
な治療で母体の状態をより良く保ちつつ、健康な赤ちゃんの誕生を待つのは決して
不可能なことではないんですね。その際には、基本的に昔から使われている古い薬
の安全性が重視されます。服薬経験例が多いほど、予想される副反応データも集め
られているというわけです。専門家に相談すれば安全性の高いお薬を選んでもらう
ことは難しくないのです。

お薬の影響を考えるとき、お母さんの血液を通してどれくらいの量の薬が赤ちゃん
に移行するか、そして蓄積するかが重要な要素となります。これは、お薬の性質、
特に脂溶性の度合(生体を構成する脂肪分にどの程度溶けるか)や排泄されやすさ
から類推することができるのです。具体的には、お母さんと赤ちゃんが血液や酸素
のやり取りをする胎盤への通過性ということになり、赤ちゃんの脳へ入り込む度合
も関係します。分娩が近づくほど蓄積性がより重視され、出産後は、乳汁移行性す
なわち母乳への薬の溶け出し具合が問題となりますね。

ちょっと複雑な説明になり分かりにくいかもしれませんが、妊娠中のお母さんでも
安心して使えるお薬=次の世代にも影響しにくい、安全性の高いお薬ということ。
妊婦さんに関する服薬データづくりは、薬に対するアレルギーをお持ちの方や、服
薬に対し不安が強い方にとっても心強い参考資料となるはずです。

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