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zoom RSS Q83 父の痔のお薬、頼まれて買いに行くけど恥ずかしくって選べません。

<<   作成日時 : 2010/04/22 20:03   >>

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薬局で仕事をしていて気をつける重要な点の一つに、お薬を買った本人が使うのか
どうか?ということがあります。風邪で熱が高くて…という方に解熱剤を選んだら
最後に「子どもなんですけど飲んでも大丈夫?」と聞かれ、慌てて薬を変えたり。
薬剤師さんにお薬について相談なさるときは、実際に使う人の具体的な症状だけで
なく、年齢などのほかの情報も是非お伝えくださいね。

で、この「頼まれたんだけど」です。ちょっと人には言いにくい症状の病気に対し
て使われることが多いフレーズなんですが、痔に関しては少なくとも医療関係者は
何の抵抗もないと言えます。是非ぜひお気軽にお尋ねください。より効果的で使い
やすいお薬をお勧めするために、できるだけお薬を使う方の症状や治療歴などを詳
しく知りたいですね。だから大抵の薬局では、痔のお薬はカウンターの下の方など、
薬剤師が取ってお渡しすべき場所に置いているように思います。

ポイントを挙げてみましょう。まずは痛み・出血の有無、病院で診断を受けたのか、
今までどんな薬を使っていたか。最低限これだけの情報があればアドバイスは可能
です。できれば、表面が裂けて出血のあるタイプ(痛み・痒みも強い)なのか、小
さな突起状の「できもの」があるタイプか(外に飛び出しているのかどうかも)、
膿みや粘液などが混じった出血があるのか、という3タイプのいずれに当てはまる
かが知りたいところです。痛み・痒みが強い場合には表面だけに塗るお薬がベスト
ですし、飛び出した痔核を押し込む必要がある場合は座薬を選ぶべきです。最近で
は両方の使い方の出来る中間的なお薬『注入軟膏』(チューブ状で先端からお薬を
患部に注入できる)の評判が良いようですね。

お薬の主成分は、赤み・腫れ・痒みや痛みをしずめる働きを持つ「炎症止め」です。
プラス、殺菌剤や血行促進の漢方成分などを配合して予防的効果を期待しているお
薬もあります。更に、内側からも改善する意味で漢方の飲み薬や整腸剤を併用なさ
ることもお勧めです。便秘の解決は不可欠ですから、症状によっては、お腹が痛く
なったりしない穏やかな便秘薬を選んで使ってみる必要もあるかもしれません。

テレビCMなど、抵抗を少なくするようメーカーさんもいろいろ工夫なさっている
な…という印象を受けますが、実際、便秘しやすい女性や妊産婦さんには、決して
少なくない疾患です。下半身の血行不良が関係している点では、膀胱炎の養生法と
も共通しますね。日頃から締め付ける下着をできるだけ避け、便秘を防ぐため運動
と温かい水分摂取、食生活のバランスを心がけてください。冷えは大きな悪化原因
ですから、足腰を暖かく保つ工夫も大切です。清潔と保温の意味から、しっかりと
お風呂で温まるようにしましょう。

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